驚かせてすみませんでした。 
さな (40〜49才) @大阪府 7/29(火) 10:03:11 No.20140729100311
開催日:2014年7月27日
時間:9:30〜14:00
場所:神子 わかめポイント
参加者:柴田さん(リーダー)、酒井さん、竹之内通、安田伸君、安田祥ちゃん、菊本さん(ゲスト)、さなえ
天気:晴天
気温:35℃
水温:27度
風:最初は無風、後半北からやや風吹く
透明度:15m〜後半10mくらい
波:なし、流れ:なし

ターゲット
竹之内(通)   FIM   30m 白
竹之内(さ) CWT  38m 赤SP  ※詳細は後記の通り
酒井     CWT  49m 黄(グラブ)
安田(祥)  FIM  20m 白
安田(伸)  CWT  20m 白
菊本     CNF  15m 白

レスキュー練習
柴田さんが酸素タンクを持ってきてくれたので、その使い方のレクチャー及び
BOした選手への使用方法やその有益性の有無を確かめるべく実験してみました。
酸素は基本的には水中に浮かべて置いてあるものとし、BOした選手にどの段階どのように酸素を吸わせるか検討しました。
1 自発呼吸を再開していない段階 
選手の口を開けてレギュを口内に挿入し、パージボタンで酸素を吹きかけてはどうか?
  有益性の有無:選手が酸素を感じ自発呼吸の再開を促すことになるかも???
         意識喪失中(無呼吸中)少しでも酸素が肺に入れば酸欠によるダメージが軽減されるかも??
2 自発呼吸開始後  基本的にすぐに自発呼吸を再開するような軽度のBOの場合、そもそも純酸素の吸入は不要なのでは?
酸欠からくる体のダルさや疲労感を軽減するには有益なので、選手が必要とおもったら吸えばよいのではないか??


<指摘事項>
・ラ二ヤードをロープにかけた後に、選手の腕側の留め具が何等かの要因で外れて潜行前   に落下してしまったことがあった。
サポートは、ラ二ヤードをかけた後も潜行時までラ二ヤードの状態が適切かチェックするべき


<報告事項>
私はこの日のターゲットでSPに失敗しました。
浮上後、アイムOK を言おうとしたところ、
喉に液体がたまっている感じでムセてしまい、うまく言えず言い直しました。
その後一呼吸すると液体がこみあげてきて、それを吐き出すと血でした。
濃度は薄めなのですが、量が多量でまず自分で驚いて叫び声をあげてしまいました。

この日の申告深度は38m。体調も良く、アップの際も問題を感じていておらず、間違いなく成功できると思ってかなりリラックスして潜りました。まさか喀血を起こすとは夢にも思っていませんでした。

考えられる要因
この日は初めてノーズクリップでターゲットをしました。
私の今までの課題は、耳ぬきの好不調の波が激しくダメな時の救済措置がないことでした。
しかし、ノーズクリップを使用すると、不調と感じた時でも時間をかけると耳が抜けるようになることを発見したので、安定して潜るにはぜひノーズクリップでの潜りを身に着けたいと思っていました。
今年は、この日で練習4回目。
1回目はターゲットなしの25m以内の練習のみでした。
その後2回は、ターゲット(35m)はマスクで行い、練習時にノーズクリップで潜る練習をしました。
特に先週の練習では水温が上がったこともあり、裸眼での潜りにも慣れていい感触があったので、今回ターゲットをノーズクリップで行いました。
もともと、ノーズクリップで潜ると(特にネガティブで潜った時)鼻の奥が押されるような不快感がありこれが嫌だったのですが、最近はその兆候もなくなったので安心していました。しかし、この日のターゲットでは17〜18mでその不快感がありました。なのでいったんキックをとめて様子をみたのですが、特に痛みや耳の異変もなかったのでそのま潜行を続けたのです。
また、10日程前から食後に空咳が出る症状があり、気になったので医者に行ったところ逆流性食道炎かもしれないと診断され胃液を抑える薬を飲んでいました。
咳のせいで喉が多少炎症していると言われていたので、その部分は出血しやすくなっていたかもしれません。
もちろん、スクイーズによる喀血なので、うまく胸郭や肺が収縮できなかったこと(柔軟性の欠如)が原因なのは明らかなのですが、深度や体調を考えるとプラス何かの要因が大きいのではないかと考えています。
ちなみに、帰宅後のオキシメーターの値は問題なく、ジョギングしても息苦しさ等感じないので、肺の機能は今のところ大丈夫そうです。
驚かせて心配をおかけした練習メンバーのみなさん、本当に申し訳ありませんでした。

反省点
初めての装備でのターゲット、少しでも不快感を感じたらそこで引き返すべきでした。
また、初めての装備のターゲットであればもっと深度を浅くすべきでした。

1.  柴田 (30〜39才) @愛知県    7/29(火) 23:49:47 No.20140729100311-1
詳細レポートありがとうございます。
非常に有用な情報だと思います。
柴田が思ったところを箇条書きにすると下記。
1.気道周辺が充血しているとリスクが高い
2.高水圧にさらされる時間が長くなるとリスク高い
3.パルスオキシメータが現場に必要
4.気道の出血は咳をして早期に吐き出すことが大切
5.体内のどこか圧平衡に問題がある場合は、肺がネガティブになっている兆候の可能性大

5について、デブリでも少し話題になりましたが、自分の限界モードを把握していない人は多いですが、例えば「20mくらいで耳が抜けなくなる」場合、限界はおそらく耳ではなく肺の柔軟性です。

パルスオキシメータは神子に常備して、船の上に持っていくようにしましょう。無限の予算(良い響きだ)で買っちゃいます。

酸素タンクの使い方は、ダメもとでBOに使えないかトライしたのですが、ダメでしたね。
海水の滴るレギュレータをBOした人の口に突っ込もうと努力する時点で、余計なトラブルを誘発しそうです。
BOからの回復後に船上で吸うには量が豊富で良いと思います。
無限環境では、下記のように考えましょう。
・原則、船に上がってから使用する
・海水に漬けているのは、直射日光による高温対策が主目的
・緊急時に水面でもすぐに吸えるのはあくまで副次的メリット


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