競技としてのアプネア

アプネア(フリーダイビング)はもちろん競技として記録を争うこともあります。

競技としてのアプネアは、静的なものと動的なものの2種類に分類できます。
スタティック 動的なものには水平潜水の距離、垂直潜水の深度を競うものがあり、垂直潜水には 代表的なもので後で説明する3つの型があります。

日本人の多くの人がアプネアを知るきっかけとなった映画「グランブルー」でもジャックとエンゾが機械につかまって潜っていたのを見られたと思いますが、あれもそのひとつです。
もう一つの静的なアプネアとは閉息潜水(息こらえ)時間を競うものでスタティックアプネアと呼ばれます。

ここでは先に書いた深度を競うアプネアの3つの型について説明します。

コンスタント
コンスタント(Constant)
最も自然な潜り方で、マスク、フィンを装着し自力で潜水しもどってきます。
ウェイト装着は自由ですが、途中で取り外すことは出来ません。
ヴァリアブル(Variable)
ダイバーは重りを使用して潜ることが出来ます。
浮上は、コンスタントと同じように自力でもどります。
ノーリミッツ(No Limits.)
特に制限はなく、息を詰めて潜れる深さを競います。
通常、潜降は重りを使用して潜り、浮上は浮上用のブイを用いて浮上します。
ヴァリアブル
スレッド
ノーリミッツ用潜行機械

その他、主な競技種目一覧

静動方向道具種目名
静的--スタティック(STA)
動的水平フィンを使用ダイナミック・ウィズ・フィン(DYN)
フィンなしダイナミック・ウィズアウト・フィン(DNF)
垂直フィンを使用コンスタント・ウィズ・フィン(CWT)
フィンなしコンスタント・ウィズアウト・フィン(CNF)
ロープを伝って潜降フリーイマージョン(FIM)
錘につかまり潜降バリアブル・ウェイト(VWT)
錘に加え、浮上時には浮きも使用ノーリミッツ(NLT)