事故までの経緯、練習内容の詳細、自分なりに考えた原因と反省点および今後の課題等
<概要>
サンバ癖が一因と思われる、ダイナミックウィズフィン ターゲット練習でのBO。
<当日に至る経緯>
長年ビーフィン・バタ足で泳ぎ慣れている私が、3月にモノフィンを入手。
海洋練習でモノフィン・ドルフィンキックを使えるようになるためには、相当の慣熟時間が必要と考え、
短期集中的にプールに通っていました。(3月のみでも18回、累積50時間以上)
主にドルフィンキックのフォーム練習でしたが、熱中していると、閉息限界に近い状態まで泳ぐことも
多かったです。
特に、前日の練習会では、つい無理をしてBOに陥りました。(別レポート参照)
その際、LMC・BO後は入水禁止というルールを破って、その後も泳いでしまっていました。
しかも、練習メンバー内から「BO後入水禁止」という指摘がその場で挙がっているにも関わらず、です。
メンバー除名と言われても不思議ではない不道徳な行為でした。
当たり前ですが、二度としないと誓います。
連日のプール練習というだけではなく、BO後に閉息潜水を行ったことが、サンバ癖につながった
可能性もあり、自分の身の安全という意味でも、大変な過ちだっと後悔しています。
<当日の状況詳細>
スタティック×1本、タイム4分。問題は無し。
3mmハーフウェットのみ着用で、若干寒かった分、苦しくなるのがやや早く、妥当な感触でした。
ダイナミックウィズフィンのターゲットでは、80mを申告。
前日の失敗から、目標にはこだわらず、苦しさに応じて無理せず水面に上がるつもりでした。
薄目を開けてプール底のマークを追って行き、50mで無難にターン。
そろそろ75mくらいかという頃、みぞおちあたりから、苦しさの前兆が始まるのが分かりました。
前日の様な「フワッ」という異常な感覚はなく、今日は順調だど安心しました。
今までの100m成功時の感覚と比べても、最もリラックスして泳げており、その分、苦しくなるタイミングも
遅くなっている感じでした。
足の筋肉に苦しさを感じ始めたら、腹筋を使う泳ぎ方に切り替えるようにしているため、予定通りに
泳ぎ方を変えました。スピードが上がります。
途中で壁までの距離を見ることはしなかったため、プール底のマークで壁間際であることを知りました。
この時点で、苦しさにまだ余裕があったため、無事に100mを終えて、今までで最もうまくいったと
感じていました。
体を反らせながら、最後に両手でひとかきし、壁にタッチ。浮上後すぐに息を吸えるようにと、
息は少し吐きながら浮上しました。
水面に出た勢いでプール壁上端に右手を伸ばしつつ、溜める呼吸を意識しながら空気を吸いました。
直後、プール上端をつかんだ手が水で滑って外れました。
その後の数秒間、何も覚えていません。
気がついたらサポートに支えられており、そのことに疑問すら感じながら、真剣にSPをしていました。
<反省点>
この日は、初めて責任のある立場として参加することになっていました。
ターゲットは調子が良くても申告以上を狙わず、安全サイドで止めておくべきだったと思いました。
その後の練習で水に入れないという体たらくをさらし、その後の練習の運びに
支障をきたし、皆さんにご迷惑をおかけしたことを、深くお詫びいたします。
当日の瞬間瞬間の判断だけを考えると、主観的に調子が良いと感じている以上、なかなか手前で
止めることは難しかったと感じています。
予兆無くBOした事や、それまでの経緯(自業自得ですが)から、サンバ癖がついている可能性が
高いと思われます。
主観による危なさの検出が全く当てにならないことから、当面の練習では、プールの底に目印を
置いて、自分の感覚によらずそこで浮上するようにします。
どのような練習でサンバ癖をリセットできるか,どのくらいの期間が必要か、等のデータを提供することで、
せめてもの罪滅ぼしとさせて頂きたく、お願い致します。
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