種別 | BO or LMC | BO |
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環境 | 日時 | 2010年10月2日 10時20分頃 |
場所 | 海洋(水深50mのポイント) | |
水流 | なし | |
水深 | 49m | |
水底 | 49m | |
水温 | 19℃ | |
気温 | 23℃ | |
水質 | 透明度 8m程度 | |
状況 | 練習内容(種目等) | フリーイマージョン |
事故発生タイミング | 練習前半 | |
前日の睡眠時間 | 7時間 | |
普段の平均睡眠時間 | 7時間 | |
事故前の心境 | 問題なし | |
事故前の体調 | 特に問題なし | |
個人 | 普段の食生活 | 問題なし |
定期トレーニング | なし | |
酒・たばこ | なし | |
体格・性格等 | - | |
本人見解 | 事故までの経緯、練習内容の詳細、自分なりに考えた原因と反省点および今後の課題等 潜降は問題なし。耳抜きは完全にできました。タグを取って浮上。浮上中に精神的なだるさを 感じた。腕もだるくなっていた。いつもよりゆっくりとした速度で浮上してきた。 サポートを確認した。それ以後サポートを意識的に確認する気になれなかった。 海面に出たことまでは意識にあるが、それ以後の意識はない。 いつものようにロープをしっかりと握ったという感覚も残っておらず、いつものように呼吸をしたとい う意識もない。海面に出た直後に意識が消失した可能性が高い。 浮上して2〜3秒ぐらいで意識を取り戻したという感覚である。意識はサポートの顔をみて取り戻した。 ゆっくり浮上するという意識が体の状態を認識させてダルさを感じたと考える。 海面に出た瞬間に油断したことが、BOにつながったと考える。 |
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サポート見解 | 事故までの経緯、徴候、事故後の対処、そのた他気づいた点等 【メインセキュリティ見解】潜水前は特に普段と違った点や、気付いた点はなし。浮上50秒前に入水して、-10mで停止。 そこからフリーフォールしつつ選手の浮上を待っていたところ、浮上する選手と-15mくらいのところで 重なり、一緒に浮上する。ロープをたぐる様子には以上は見られなかったが、アイコンタクトをとうろと して顔をのぞいても、反応がなかったので、手をOKマークにして顔の前に出したが、これも反応なし。 すでに水面に近かったこと、浮上動作に異常を感じなかったので、そのまま距離を保ち水面へ出る。 選手はしっかりと両手でロープをにぎったが、すぐに右側に倒れ、気道が入水したので、身体を 保持した。その後、前側に倒れようとしたので、再びあお向けにしようとしたら、うなり声を1、2回出して、 軽度のけいれんを起こす。ほどなく自力でロープを持ち、起き上がろうとしたころ、意識をとり戻したと 思われる。30秒から1分程度に思われた。意識回復後は特に体調に不具合はないように見受けられた。 【バックアップセキュリティ見解】 水面から監視していた。今日の透明度からして-8mくらいから浮上してくる姿が見えた。動きは しっかりしていた。手元をみるとタグが見えたので、-49mまで行ったことが分かった。前回-49mを 潜った際にサンバがあったので警戒して見ていた。勢いよく水面に出ると、ロープをつかみ、大きく口を 開けたがそのまま右側に倒れていった。目は閉じていた。口が水面についたのでメインサポートが すぐに体を保持した。私もすぐに補助に入った。体が硬く(こわばっていた?)あお向けにしようとしても 出来なかった。逆に前側に倒れこもうとするので、後ろへ引いたが、その際に少し痙攣しているよう であった。仕方なく、背後から両脇の下に腕を通してロープをつかむ形で身体を保持した。 それからほどなくして意識をとり戻していたと思う。おそらく1分弱くらいの出来事だったと思う。 ダイブタイムは1分30秒の申告で、ほぼ時間通りだった。 |