LMC・BO体験レポート

事故までの経緯、練習内容の詳細、自分なりに考えた原因と反省点および今後の課題等

★申請：初めての大会でもあり、記録を残したい気持ちと更に記録を伸ばしたい気持ちで揺れていた。 迷っていたが、結局自己ベストタイの40mからスタート。 体調、海況を考えてまず安全な深度からスタートする気持ちもあったが、この時の気持ちに引きづられた形で申請した。 ダイブタイムは1'55"で申請。実際は1'49"

★潜水直前の印象：新しいウェットスーツやフードが気になったこと、余裕を持って競技エリアに入れなかったことなど、 いくつか気になったことがあり、思うように集中できなかった。 オフィシャルトップ後も呼吸のタイミングが合わず25秒後くらいに少し焦り気味で潜水開始した。

★潜水時の印象：潜水時はウェットの浮力が強く、ウェイト調整があっていないことからスムーズな潜行とはいかなかったので、 通常よりも力を使ってしまっていた。それでもボトムではしっかりタグを取って浮上にかかったが、今度はいつもよりも浮力がない印象で、 ロープを引く腕に力がいるなという印象を持った。

★事故時の印象：いつもよりも目をつぶって潜行、浮上していた。かなり浮上した段階でサポートがいたので、目を合わせて微笑んだ(つもり)。 もう目の前が水面というところで後ろから抱えられたので、「なんで抱えるの?成功してたのに…」という印象だった。 浮上直前から抱きかかえられるまでの5秒くらい意識が飛んでいると思う。

☆物理的側面：ウェットスーツを作って初めての海が大会のタイミング。ウェイト調整もできていない状況。 ウォーミングアップ時に初めて海に入ったが、浮力が大きく、潜行にかなり力が必要だった。またフードをすると耳が抜けにくかったので、 結局ターゲット直前に外して潜行した。

☆体調的側面：木曜日が通常よりも長時間の泊勤務で、3時間弱しか寝れていなかった。 金に帰宅後1時間の仮眠。金曜日に現地で旅館では疲れは感じていたが、寝付けず、睡眠不足と疲れがとれていない状況。

ダイブログは別紙参照

事故までの経緯、徴候、事故後の対処、そのた他気づいた点等

★実際の様子：（ジャッジのFさん、サポートのKさんから事故時の話を聞けた。 またTFCのIさんの好意でビデオを観せてもらえた。）
自力で浮上はしたが、浮上後の気道が水面ギリギリくらいだった。 Fさんによると焦点が合っていないが少し様子を見ていた。 その後、後ろに倒れ始め、ロープを掴んでいた手も外れたためすぐに後ろから抱きかかえる形でサポートが入った。 抱きかかえられた時点で意識が戻って「えっ、なんで?」と言ったらFさんから「BOでレッド」と宣告された。