種別 | BO or LMC | BO |
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環境 | 日時 | 2015年3月28日13時21分頃 |
場所 | プール(50m×25m×2.6m) | |
水温 | 26.5℃ | |
気温、室温 | 27℃(室温) | |
水質 | 透明度75m程度 | |
状況 | 練習内容(種目等) | DYN |
ダイブタイム | 1分46秒 | |
事故発生タイミング | ターゲット | |
前日の睡眠時間 | 5時間 | |
普段の平均睡眠時間 | 6時間 | |
当日の飲食物と量 | 水分500ml程度 | |
事故前の心境 | かなり緊張していた | |
事故前の体調 | 良好 | |
パッキング回数 | 吸気率90%から17回 | |
酸素飽和度(事故前) | SpO2 98%(計測タイミング:ターゲット2時間前) | |
酸素飽和度(事故後) | SpO2 95%(計測タイミング:BO数分後) | |
意識回復に要した時間 | 意識喪失なし。断続的に意識、視界、感覚、記憶あり | |
対処方法 | 水中からの引き上げ | |
個人 | 性別 | 男 |
競技歴 | 2年(プール競技歴:2年) | |
事故歴(BO・肺水腫等) | なし | |
普段の食生活 | 栄養バランスに気をつけ、サプリメントなども積極的にとっている。 | |
定期トレーニング | 週5前後のプール、ストレッチと呼吸法をほぼ毎日 | |
酒・たばこ | 酒:機会飲酒 たばこ:なし | |
体格・性格等 | 163cm、58kg 神経質 |
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本人見解 | 事故までの経緯、練習内容の詳細、自分なりに考えた原因と反省点および今後の課題等 プールの入場時間から約30分後がアップ開始時間であったが、実行委員を兼任しており 会場の準備(カメラなど)をしていたら、アップ時間になっておりバタバタとアップの準備を始めた。アップは、DYN50m×4、ドライSTA2分と3分半を1回づつ 予定はアップ時間前にドライを2分3分4分を1回づつするつもりでいたが、アップ時間中しか時間がなく その数分後にはオフィシャルトップだったので緊張をほぐす余裕がなかった。 かなり緊張したまま、オフィシャルトップをむかえターゲット中もまったく集中できていなかった。 時間がない事にかなりストレスを感じており、閉息する事でさらにストレスが増しすぐにでも上がって しまいたいと思っていたが、目標に固執してしまいBOする結果になった。 2週間前のターゲットで同じ距離に余裕があった事、当日まではコンディションをピークにもってこれた事 いつも練習していたプールであった事もあり、緊張があっても目標距離はいけるという自信を持っていた。 だがそもそも、その自信に正確な根拠はなく予定通りにできなかった時点で目標は捨て 自分自身の体と向き合い目標達成は考えるべきではなかった。 今回、関係者の皆様に多大な迷惑や心配をかけ、大変申し訳ありませんでした。 |
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サポート見解 | 事故までの経緯、徴候、事故後の対処、そのた他気づいた点等 当日は50mプールを2名のセイフティで担当。このときは後半のセイフティを担当。これまでよりはゆっくり泳いでいる印象を受けた。 110mを過ぎた辺りからそれまでと違う様子が見えたので、すこし危ないかなと思った。 125m過ぎた辺りで上がろうとしてプールサイドに近づいていく時には明らかに危ない様子があった。 スムーズな上昇ではなく、意識が薄れている様子があった。 浮上もスムーズな一連の動きではなく、プールサイドの壁を両手で斜めにぺたぺたとつきながら上がろうとしていた。その途中で意識が遠のき、泡をはいて沈みかけたのですぐにレスキュー動作に入った。 水面に出たときは頭も保持できず、ぐったりした様子だったが、すぐに仰向けの体勢に変えて口を開いて声かけをすると意識を回復した。浮上後から意識回復までは10〜15秒くらい。 泳ぎ方そのものに力が入っていたとかガチガチだったという印象はないが、全体として緊張感は伝わってきたと思う。 |