種別 | BO or LMC | BO |
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環境 | 日時 | 2014年9月28日(日) 10時54分頃 |
場所 | 海洋 | |
水流 | ややあり | |
ターゲット水深 | 50m | |
水温 | 25℃(ボトム:23℃) | |
気温 | 25℃程度 | |
水質 | 透明度 18〜20m程度 | |
状況 | 練習内容(種目等) | フリーイマージョン |
事故発生タイミング | ターゲット時 | |
前日の睡眠時間 | 4時間 | |
普段の平均睡眠時間 | 6時間 | |
事故前の心境 | 1回成功した深度で、アップで大きな変調は感じなかった | |
事故前の体調 | 仕事の疲れと寝不足はあったが、風邪などの大きな変調はなし | |
個人 | 普段の食生活 | 仕事がシフト制のため、不規則な食事時間 |
定期トレーニング | ストレッチとジム | |
酒・たばこ | 酒:4/週 程度(ビール1〜2本程度) タバコ:× | |
体格・性格等 | 体格:中肉中背(やや細身) 性格:やや負けず嫌いかな 少し頑固? |
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本人見解 | 事故までの経緯、練習内容の詳細、自分なりに考えた原因と反省点および今後の課題等 ★体調:この1週間は仕事の面で結構ハードな日程。前日は泊明けで残業もあり、完全な寝不足だった。そのため帰宅後1時間の睡眠をとった。もう少し寝るつもりだったが、来客があり起床。そのまま寝れず。夜は3時間程度の睡眠。夜は疲れていたが、就寝前に寝不足からややテンションが上がっていたので、うまく寝付けなかった。当日の朝は体調面で不調は感じなかった。 ★状況:エントリーもボトム付近も特に問題は感じていない。浮上間際もエアーで苦しいとは感じていない。15m辺りでセキュリティにOKサイン。10mくらいの地点でエアーの過膨張を感じたので、エアーを意識的に吐いた。その後船の位置を確認してどの向きで浮上するかを確認したこと、水面がすぐそこに来ていることも感じたので、成功だと思ったことは覚えている。その後は意識が飛んでセキュリティの「呼吸して!」の声で気がついた。申告タイムは2’25。実際は2’20。これまで2’30くらいのこともあったがエアーで限界は感じていなかった。 ★ターゲットを伸ばす経過:ターゲット深度を50mに伸ばしていく何回かの練習でかなりの陰圧を感じてきた。鼻血も続いていた。ここ数回はそれも感じないか、かなり弱くなったので身体が水圧に慣れてきたのかと思っていた。 ★自分の感覚と周りからの見え方の相違:昨年からこれまで何回かサンバ寸前だったと指摘されたことがあったが、自分ではわからないことが多かった。自分では問題無いと思っていても周りからは危ういと見えていたことが今回改めてよくわかった。深度が深くなるにつれ、より慎重にどう見えているかを聞いて、深度調整をしていく必要性を痛感した。大丈夫と自分の感覚を信じるだけでなく、客観的な意見を素直に受け入れていきたい。チームからの信頼を取り戻して安心して見守ってもらえる潜りを考えていきたい。 |
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サポート見解 | 事故までの経緯、徴候、事故後の対処、そのた他気づいた点等 【サポート見解】選手に対しては40mを超えるターゲットは常に危険を感じていました。 普段、一緒に練習をする時はなるべく自分がセキュリティーに入るようにローテーションを組む ようにしていましたが、今回は船上での観察になりました。 セキュリティーの話では、浮上-2〜3mでは意識が飛んでいたとのことですが、 浮上した瞬間にBOしてるとすぐにわかりました。 セキュリティーがすぐ水面で気道を確保していましたが、意識が戻るのに20秒以上はかかって いました。かなり重いBOだったと思います。 寝不足等があった様ですが、明らかに実力不足によるBOだったと思います。 無理なターゲットを許してしまった責任を感じますし 状況は何年か前のBO101011(1)Seaと同じ様に思えました。 危険と挑戦の天秤にかけた場合の判断の難しさを改めて感じましたし ある程度ルールで縛る必要性も感じました。 |